反響室の中と外

反響室の中と外

Twitterまとめや書ききれなかったこと、映画の感想、日々の妄言等々。

期待はずれだって言いたくない

 実際は人様の創作物に触れるとき全てに言えることなのだけど、とりあえず映画クラスタにいるので映画を見るときの話で。

 映画をよく見るようになって難しいなと思ったのが、特に新作映画について予告を見たり流れてくる情報を蓄積するうちに、その作品について自分の中で勝手な印象を形成してしまうことだったりする。まだ自分で本編を見たわけでもないのに。
 ささやかな期待や予想は映画を見に行く為の前向きな動機になるので自分が持った期待のすべてを否定したくはないのだけれど(そもそもこの期待というやつをほんの少しでも抱けなければ映画館に足を運ぶなんてできるはずもないので)、あまり強固にイメージづくりをしてしまうと危険だなといつも思う。自分で勝手につくった作品像と実際に見た作品におかしなギャップが生まれると、「こんなはずじゃなかった」と身勝手な失望をすることになってしまうからだ。これは すごく嫌なことじゃないだろうか。精神衛生上よろしくないし誰も幸せになれない。何よりクリエイターに対して真摯な姿勢と思えない。

 それでも全くの情報ゼロで作品に当たるリスク(金銭面もだが、作品をよく理解して楽しむ為に)を思うと、すべての前情報をシャットアウトすることも必ずしも賢明とは言えないわけで。結局ひとりのにわか映画ファンである自分にできることは匙加減の調整以外にないんでしょうなあ。
 予告やほかの人の感想はそれはそれとして受け止めておいて(深追いはしないようにする)、映画館の座席に座ったらそれらの前情報はできるだけ意識しないこと。もし頭に残っていても、「あくまで頭の中の予想だから」と一歩引いておけば自分に余計なストレスをかけることもないし、本編がそれをいい意味で覆すようならお得感も出て一石二鳥だ。
 幸い、実体験として「オデッセイ」「忌まわしき花嫁」「ロブスター」等、うまく事前情報と期待の分量を調整して楽しい映画観賞ができている。洋画クラス タにいらっしゃる先達ツイッタラーさんに助けられている割合も少なくなくありがたい話だ。もちろんこの先失敗する可能性だって充分あるけれど、そうなったら自分の捉え方が歪んでいないか考え直すきっかけにもなるかもしれないし、それはひいては結構有益な思考基準にできるかもしれない。
 こうしてブログなどもぽつぽつ書いているけれど、変に批評家みたいな気分にならずに、考えたことを謙虚に振り返れる人間でいられるよう気をつけたいものです。

 まとまってませんがそんなかんじでひとつ。