反響室の中と外

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Twitterまとめや書ききれなかったこと、映画の感想、日々の妄言等々。

#映画好きの20題 をやってみる

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 敬愛する友人のひとりであるFIGAROさんによる巷で大好評のお題 #映画好きの20題 、遅ればせながら私も参加させていただきます。お題の性質上全部は無理なんですが、答えられるものはできるだけドキュメンタリー映画で固めてみることにしました。こ、こじつけじゃない。私の無駄話はともかく面白いドキュメンタリー映画たくさんあるのでぜひここに挙げたものもそれ以外もご覧になってみてください。

 

1. 映画館で観て良かった映画
『ようこそ映画音響の世界へ』

 いきなりド主観から入った。映画音響技師たちにフォーカスした映画ですが、公開時期が公開時期だったので映画館で見られるかどうかめちゃくちゃ微妙なラインでして……あのときぎりぎりいろんな都合がついてほんとうによかったです……

 

2. パーフェクトショットがある映画
『セメントの記憶』

 シリアからレバノンベイルートに出稼ぎに出ている男たちの労働を捉えた映画の、インサートとして映される走行中にタンクローリー後部から見える世界を模したようなゆっくり回転する道路のカット。

 

3. むしゃくしゃしたとき観る映画
『マン・オン・ワイヤー』

 音楽がマイケルナイマン(※合同参加)だから……
(本気でメンタルが厳しい時は映画見れないです)

 

4. サントラが最高な映画
『すばらしき映画音楽たち』

 反則の自覚はある。ベストドキュメンタリー枠で迷って、かつこのお題自体選べそうになかったんだ。許せ。

 

5. 脚本が最高な映画
『まったく同じ三人の他人』

 ドキュメンタリーにも脚本(というか構成、かな)があるのですが、それが秀逸なのがこの作品かなあと思います。あとはネタバレになるのでとにかく見てくれ。

 

6. 撮影が最高な映画
『大いなる沈黙へ』

 そも撮影が実現するまでにおそろしい時間と労力がかかっているらしいのですが、映像それ自体の質はもちろん記録としての価値も含めて、これを超えるものを実現するのは相当難しいんじゃないだろうか。

 

7. 何度観ても絶対笑う(だろう)映画
『はりぼて』

 笑えるような内容じゃないんですが、笑ったうえで断罪していけばいいんじゃないかな。笑うことは別に常に許すことを意味しないので。

 

8. 何度観ても絶対泣く映画
『RBG』

 本編を見たあと主題歌「I’ll Fight」で泣きます。

 

9. なぜこの人はこの映画に出たのか
ブリュンヒルデ・ポムゼル『ゲッベルスと私』

 個人の存在を批判する意味ではなく、この人が撮影に応じたこと、本人が存命のうちに本人の同意のもと映画が公開されたというのはどういうことか、考える必要はあると思っています。

 

10. どうしても許せない映画

 ここに特定の作品名は挙げませんが、それほどできた人間ではないのでこのカテゴリに当てはまる映画がないわけではないです。

 

11. 頭が上がらない映画
『ビハインド・ザ・カーブ』

 この題材でこの取材対象に向き合うときの制作陣のバランス感覚に頭が上がらないんですよね。つくりとしては一見「よくある」ドキュメンタリーと言えなくないんですが、さりげなくすごいことをやってのけた結果だと思っています。

 

12. ベストドキュメンタリー映画
『光のノスタルジア

 ドキュメンタリー映画ばかり集めてやっぱりこれが不動のベスト。見てね

 

13. ベストお仕事映画
『ニューヨーク公共図書館』

 いい仕事の集大成じゃん……ぶっ続けで見ると尻と腰が死にますが……

 

14. 映画のベストヴィラン
フィッツジェラルド『レヴェナント』

 フィッツジェラルドへのシンパシーというか同化が強くなりすぎてけっこうドツボに嵌りがち。この人間の人生を勝手な自信をもって語る用意がある(せんでよし)

 

15. 映画のベストヒーロー
ジー高慢と偏見とゾンビ

 困ったら高慢と偏見とゾンビでいけると思っている。いやかっこいいですし。
(『タクシー運転手』の光州のタクシードライバーのみなさんもヒーローだなと思ったんですがちょっとつらいのでそのまま挙げられませんでした)

 

16. イチオシ非英語映画
『共犯者たち』(韓国朝鮮語/韓国)

 日本版宣伝ポスターの煽り文「記者が黙った 国が壊れた」、黙るよりなお悪い国内大手メディアを見ている身としてはもう溜息も出ないというか…… いや、それでこっちが黙るわけにはいかんのですが。

 

17. 好きな映画のごはん
『聖者たちの食卓』

 好きな映画のごはんというか好きなごはんの映画というか。インド、シク教の総本山でやっている無償の食事提供を捉えた映画。監督のエキゾチシズムを感じなくないところはどうかなと思ったりもするのですが、それはそれとしてカットごとのパワーが強い。撮影が最高な映画でもありますね。

 

18. 好きな映画の飲み物
ジョージア、ワインが生まれたところ』

 これもどちらかというと好きな飲み物の映画ですね、すみません。ワインのないところに歌がないくだりとか、政治によって否応なく曲げられる日々の営みとか、食と文化のつながりなんてありがちな言葉では形容できない。

 

19. 何だったんだろうって思う映画
『主戦場』

 何だったんだろうと今でも思っていますし、「だったんだろう」と過去形にはなり得ない映画だとも思います。なんなんだろう、どうなっていくのだろう。私に何かしようがあるのだろうか。

 

20. この俳優、この映画で最高に輝いてる
クリス・ヘムズワースゴーストバスターズ

 もはや説明不要かと。俳優としても仕事をする人としてももちろん役も好きです。

 


 結局いつもと同じ映画の話しかしてない気もしなくもないが……いや楽しかったです。できるだけ日本国内で今でも見られるものか過去に一般上映されたものを選んだつもりなので、気が向かれたらぜひチェックをば! それでは。